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寄港1回で経済効果は4400万円

直江津港の積極利用
→大型観光船の誘致
→再建【超大型規模の山城】春日山城・増築高田城へ

日経ビジネスからの記事(抜粋)

寄港1回で経済効果は4400万円
盛り上がるクルーズ船誘致の課題
2012年04月09日版トップ.

入国審査を終えて歓迎を受けるクルーズ船の観光客


海外船会社の大型クルーズ船に全国の自治体や観光関係者が熱い視線を送っている。2012年は国内の港への合計寄港回数が過去最多と見られる410回以上となりそうだ。昨年は、国内の港への合計寄港回数が、例年の半分程度となる177回に落ち込んでいた。原発事故の影響が残る観光業界において、海外クルーズ船の寄港は数少ない光明となっている。背景には海外でのクルーズ市場の盛り上がりがある。世界のクルーズ船利用者は2000年からの10年間で倍増して、2009年に初めて2000万人を突破している。

各国のクルーズ船会社は、治安の良さや乗客への熱心なもてなしなどを高く評価しているため日本の港を寄港先として選ぶことが年々増えてきた。クルーズ船の旅程は数日から数カ月と幅はあるものの、通常は寄港先に半日程度留まる。
大型船の入港は、1000人単位の宿泊客を抱える高級ホテルが現れるようなもの。
数時間の滞在でも寄港1回の経済効果は数千万円に及ぶ。

単純な寄港回数の伸びだけではない。
近年、クルーズ船の大型化が進み、1度の寄港で港に降り立つ乗客の数も飛躍的に増えた。90年代から活躍する日本最大のクルーズ船「飛鳥II」は乗客定員はおよそ900人。一方で、2009年に就航を開始した、世界最大級の「オアシス・オブ・ザ・シーズ」の定員は5400人である。乗客2000〜3000人を運ぶクルーズ船は珍しくなくなっている。当然、港に降り立ち飲食や買い物に興じる乗客の数も増える。

長崎港は海外クルーズ船誘致における勝ち組の1つ。
長崎市の場合、空港から市街地までバスで30分かかるが、クルーズ船のターミナルからはグラバー園や大浦天主堂などの観光施設は徒歩圏内にある。ターミナルから100メートルの場所に名物の路面電車の駅もある。数時間しか散策する時間がないクルーズ船の乗客も効率的に観光スポットを回ることができる。長崎県の関係者は船会社にこうした利点をアピールしてきた。

長崎市では2011年に17回寄港した海外クルーズ船による経済波及効果はおよそ7億4900万円と算出している。1回当たりは4400万円である。5年前の2006年は62回の寄港回数こそ、原発事故によってキャンセルが相次いだ2011年を大きく上回っているが、1回当たりの経済波及効果は2000万円に過ぎなかった。なぜ5年で倍増したのだろうか。

大型のクルーズ船は岸壁に近寄ってしまうとその全貌は写真に収まらない


入国手続きの迅速化が課題

まず中国沿岸部からのクルーズ船が増えたことが挙げられる。
欧米からの旅行者と異なり、中国人観光客は買い物中心の観光を楽しむ。
長崎市では2008年に全国に先駆けて地元商店街で銀聯カード端末を導入している。ほかにも2009年にクルーズの大型化に対応するため岸壁を延伸するなどハード面での整備も進めてきた。だが、長崎県文化観光物産局の坂越健一局長は「海外クルーズ船の誘致において最も重視すべきは入国審査の迅速化だ。乗客の満足度に直結する見逃せない要素」と、ソフト面の充実を課題として説明する。

日本は海外と比べて海外クルーズ船の入港時における入国審査に時間がかかる。
「平均8時間程度の滞在のうち2時間を要していては、観光客に地元でお金を落としてもらえない」(国土交通省港湾局振興課の木村俊介課長補佐)という指摘も。
加えて、クルーズ船会社は立ち寄った各港ごとで乗客の満足度を調査している。手続きに時間がかかり、ゆっくり観光できないとなれば当然、次回の旅程にはその港が組み込まれなくなってしまう恐れもある。

審査手続き自体は法務省の管轄であるため、地元自治体にできることは少ない。それでも長崎では自治体職員が審査場内の案内役を務めたり、審査ブースを増やしたり、待合スペースを設けたりと知恵を絞ってきた。クルーズ船誘致合戦では競合となる福岡や大分などの自治体関係者らと法務省に手続き迅速化を陳情したこともある。「燃料価格が高騰するとアジアからのクルーズ船は北陸や東北まで行くコストを嫌う。九州は地理的には他の地域より圧倒的に有利だ。部分的には協力していく」と長崎県文化観光物産局の坂越局長は呉越同舟も意に介さない。

アジアでは中国の天津、香港、韓国の釜山、済州島、シンガポールなどで大型クルーズ船誘致を目的にした港湾ターミナルの整備に乗り出している。いずれも岸壁を従来より数百メートル伸ばしたり、海底を掘り下げたりするという大規模工事である。国内の港がこの波に乗れないようでは、政治・外交分野だけでなく観光でもジャッパンパッシング(日本素通り)は加速しかねない。


直江津港の有効利用
>>寄港1回で経済効果は4400万円
井出環境庁長官の談話
資料1:外国クルーズ客船寄港による福岡市経済への波及効果等調査概要
資料2:外国クルーズ客船寄港による福岡市経済への波及効果等調査

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